International Collaborative Human Resources Development Program in Asia to Foster Inclusive Mindsインクルーシブ・マインドを醸成するアジア地域国際協働人材育成
2021年度大学の世界展開力強化事業(B①:CAプラス)

2024年度 長春大学への短期派遣(9/19-9/27)に本学より12名が参加しました!

令和6年度(2024年度) 中国短期派遣 実施報告書
【実施概要】期間 : 令和6年9月19日(木)~令和6年9月27日(金) 9日間   場所 : 長春大学(中国吉林省長春市) 
テーマ:中国の特別支援教育・インクルージョン,文化,歴史,ホスピタリティ   
参加者:広島大学12名、北京師範大学1名、長春大学2名、カセサート大学2名、学生計17名

1日目

9月19日(木)

中国の文化体験

移動:
福岡-上海-長春

夕方:ホテルチェックイン、歓迎会、桂林路(繁華街)見学

 

2日目

9月20日(金)

中国の特別支援教育 オリエンテーション・開校式・キャンパスツアー 中国の医療について講義、視覚障害学生によるマッサージ施術を体験

 

3日目

9月21日(土)

中国のインクルージョン、文化体験

長春大学のArt Troupeの演舞・演奏見学と交流(聴覚障害学生による踊り、中国伝統楽器演奏、視覚障害学生によるバンド演奏)
 

聴覚障害の学生によるてほどきを受けながらの工芸体験(ガチョウの卵の殻に絵付け)

4日目

9月22日(日)

中国の観光・歴史

吉林省東北虎園(パンダ、アムールトラ) 

Movie Wonderland見学(抗日映画のスタジオあり)

5日目

9月23日(月)

中国の芸術・食文化

聴覚障害の学生によるてほどきを受けながらの竜のイラスト制作、アトリエ見学

中国各地の食文化についての講義

6日目

9月24日(火)

中国の歴史・現代社会

偽満皇宮博物院見学 

巨大ショッピングモールThe Hill訪問(長春大学の卒業生が店舗も出している場所)

7日目

9月25日(水)

中国の文化・特別支援教育

中国のお茶の文化についての講義

南関区育智学校(知的障害の生徒)訪問と交流

8日目

9月26日(木)

成果発表・中国の食文化体験

成果発表準備
国籍混合グループによる成果発表

修了証授与式、餃子づくり体験

<参加者の声>
・I feel satisfied with whole START program in China. CCU students helped me to stay in China. 
・このプログラムを通して感じたのは、人の温かさです。広島大学から引率してくださった先生方、長春大学の先生方、様々な国から集まった学生の皆さん、そして何より広島大学の学生の皆さんと国籍や年齢関係なく仲良くなれたことが1番心に残っています。
・長春大学の先生から聞いた、「人は皆何かしらの障がいを持っている」という言葉で、今まで障がい者の方を1歩引いて見ていた自分の考え方が大きく変わりました。
・10日間という短い間でしたが、中国から帰りたくないと思える程素敵な経験でした。
・異なる文化や価値観を学んだり、英語を積極的に用いてコミュニケーションをするなど貴重な経験ができた。
・目が聞こえない人たちによる歌や、耳が聞こえない人たちのダンスにとても心を動かされました。
・中国では全く英語が通じなくて驚きました。
・高いビルなど経済発展を過ごす中でひしひしと感じたが、一方でホームレスのような人がいるなど経済格差を大きく感じた。
・障害を持った人々の演奏やダンスを観賞する授業がとても印象に残っています。
・自分の可能性を自分で制限するのではなく、挑戦することで可能性を広げているというお話を聞いて、障害の有無に関わらず挑戦せずに物事を諦めることはとてももったいないことだと感じました。
・長春大学の先生が仰っていた、聴覚、視覚障害を持つ人々は障害者ではなく、人間はみんなどこかしら不完全な部分を持つ生き物なのだと言う言葉に感銘を受けました。
・長春大学では視覚・聴覚障害の学生が双方とも在籍する大学で施設はバリアフリーが完備されており、全ての人が大学にいるところからinclusionを感じました。
・現地の方や大学生と交流できたことが最も印象に残っています。
・障がいを持った方と私たちのサポーターの学生が、自分たちの間を積極的に取り持ってくれたり、必要な支援を気兼ねなく行っている姿に共生という言葉を感じました。私の周りにはあまり馴染みのない光景だったため多様性を感じました。
・留学前は、政治的な問題もあり日本人という理由で何かトラブルを起こしてしまうのではないかという心配もありましたが、実際はそのようなことはなく、大学内で出会った一般の学生やショッピングモールで対応してくださった店員の方など、とても親切に優しく話してくれたことも印象に残っています。
・最終日の餃子作りが9日間で一番記憶に残りました。なぜなら日本との餃子の違いも実感できたし、みんなで協力しながら作ることができたからです。
・I was impressed by the advanced education being provided to students from diverse backgrounds, enabling them to play important roles as members of society. I thought that was exactly inclusion.
・中国で過ごして最も感じた壁は、言葉の壁だった。中国では注文はほとんどの場合で電子決済で行い、また食事のサービスは多くの場合すべてをスマートフォン上で行うことができるとはいえ、やはり言葉の違う海外で一人で生活するのはかなり大変だと感じ、日本で暮らす外国人の方々の気持ちが少し理解出来た気がした。
・ダイバーシティの点で最も印象深いのは長春大学の環境である。障害のある学生も、自ら能力を伸ばしながら、みな同じキャンパスで学生生活を送っている風景はとても感銘を受けた。学内の施設にもバリアフリーへの配慮が施されていたり、道が広く整備されていたりと、素晴らしいと思った。
・とても充実した九日間でした。海外渡航は初めてでしたが、引率・現地の先生方がたくさんサポートしてくださったおかげで、不安なく過ごせました。長春大学の学生の皆さんもとてもあたたかくて、色々なところに案内してくれたり、美味しいものをたくさん教えてくれたりして、とても嬉しかったです。
・特に印象的だったのは、フェアウェルパーティーで、教わった中国式の餃子の包み方をみんなでわいわい試してみる時間はとても楽しかったです。素敵な9日間をありがとうございました。